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自演
「自演〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
自演の前後の文節・文章を表示しています。該当する9件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「ドグラ・マグラ」より 著者:夢野久作
髄のイタズラ劇』でなくて何であろう。『物を考える脳髄』が『物を考える脳髄』に自作
自演さした一大恐怖ノンセンス劇のドン詰めでなくて何であろう。
拍手するものは....
「超人鬚野博士」より 著者:夢野久作
の霧』、次は南原黒春氏作『赤い帽子』、デタラメ・レコード会社専属鬚野房吉氏作曲、
自演……了々軒ストーブ前から中継放送……誰だい手をタタク奴は。 銀座の霧 ....
「暗号数字」より 著者:海野十三
火をつけながら、 「うん、一つだけ話をきかせようかな。これは八、九年前に僕自身が
自演した失敗談だ。例の手剛い相手どもが如何に物を考えてやっているかという一つの材....
「小説 円朝」より 著者:正岡容
ももち》に、千々に、心を苦しみ、砕いた揚句が、はじめてその結果圓朝は新作噺の自作
自演ということに思い至った。 なまじ師匠から教わったものへ、道具を飾り、鳴物を....
「艶色落語講談鑑賞」より 著者:正岡容
の話ゆえ、ここでは省こう。 とまれ、花井於梅が寄席へ出たのは、今日の阿部定が、
自演の劇を打って歩いているのとまったく同じ理合である。五寸釘寅吉の登場は、これも....
「殺人迷路」より 著者:甲賀三郎
思った。ちょッ、星田の奴、自分で狂言を書いて、誠しやかに僕達に話しやがった。自作
自演と云うやつだ。畜生!」 「ちょ、ちょっと待って呉れ給え」津村は漸くの事で口を....
「円朝花火」より 著者:正岡容
こちらを見守っていた。元は旗本の次男坊で、神道にも帰依したといわれる柳枝は、自作
自演の名人で、なかには「おせつ徳三郎」や「居残り佐平次」のような艶っぽい話もこし....
「我が円朝研究」より 著者:正岡容
落語速記を、他の誰のであったか、全く別箇の落語と半分ずつ接ぎ合わせたまやかし物を
自演として発表され、大腐りに腐っていたことを。芸術の冒涜もまた、ここに至れば極ま....
「わが寄席青春録」より 著者:正岡容
のちの小野金次郎君だった。 翌十五年一月号の「苦楽」へは、生まれてはじめて自作
自演落語と題して「法界坊と俄雨《にわかあめ》」を発表した。折柄の俄雨に傘を借りに....