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「自爆〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

自爆の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
空襲葬送曲」より 著者:海野十三
号一〇二は巧く引揚げたらしいが、行方不明の一〇一と、戦艦アイダホの胴中に衝突して自爆した一〇三とを喪ったのに対し、米国聯合艦隊側では、アイダホとアリゾナを亡くし....
海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
放送によれば、「昨日の撃墜戦果は百四十七機、損害五十機以上。大型艦一隻撃沈、わが自爆未帰還機六十一機」なりという。 ◯世田谷代田へ敵機が墜ちて行くのを近所の人は....
怪星ガン」より 著者:海野十三
がどの場所に起こったかを見落としはしなかった。そして爆発の場所から考えて、それは自爆でなく、他人の陰謀によってこの大惨劇がひきおこされたことを推理したのだ。 ....
海底都市」より 著者:海野十三
ッとしてしまうと、えらいことになってしまうからね。昔の言葉でいうなら、それは君が自爆《じばく》するようなものだ。だから気をつけてそれを避《さ》けたまえ。極力、興....
地球要塞」より 著者:海野十三
になった。うっかりしていると、このまま岩礁にでも舳《へさき》を激突させ、不本意な自爆をやるようなことにならぬとも限らない。いや、限らないどころかその虞《おそ》れ....
宇宙戦隊」より 著者:海野十三
い衝動。艇は矢のように飛びだした。一大閃光の中心部へ向かって……。 奈落へ自爆か、「魔の空間」から離脱か。 不幸と幸運とが、紙一枚の差で背中あわせになっ....
怪塔王」より 著者:海野十三
いながらも、ついに今ここに小浜兵曹長の運命もおわるかとおもわれました。 「敵陣に自爆するのなら帝国軍人の本懐であるが、あれ狂う海中につっこんで、死んで何になるの....
人造人間エフ氏」より 著者:海野十三
団円 おもいがけない爆発だった。 「ははあ、正太君。人造人間エフ氏は、とうとう自爆をしたんだよ」 帆村探偵は、手をひいている正太に教えてやった。 「ああ、と....
流線間諜」より 著者:海野十三
いえば当時、国内問題のために非常な重大危機に立っていた某国政府当局が、その国家的自爆から免れる最後の手段として、相手もあろうにわが日本帝国に対して、試みた非常工....
灰色の記憶」より 著者:久坂葉子
私は、死という文字が私の頭にひらめいたのを見逃さなかった。飛行機にのって、さて自爆しようという時に、一瞬に、過ぎ去った思い出が、ずらずらと並べたてられるのだ、....
北支点描」より 著者:豊島与志雄
が、湯屋で時間を費すよりも、旧市公署の一隅に佇む方が楽しい。韓復渠によって建物は自爆されてるが、庭園は旧態のままで、その池の一つに珍珠泉というのがある。深い清澄....
ジロリの女」より 著者:坂口安吾
冷酷で、残酷であった。 この結果は、私が金龍の出入り差しとめを食うという哀れな自爆に至ったばかり、私はもはや嫉妬どころの段ではなかった。 私は死にますと言っ....
潜航艇「鷹の城」」より 著者:小栗虫太郎
日誌にはちゃんと記されておりますが、その公表には、どうしたことか時日も違い、各自自爆のように記されてあるのです。 それがドナウ聯邦派の利用するところとなって、....
夢は呼び交す」より 著者:蒲原有明
巣というよりもむしろ怪獣のような巨大な生物に見える。狂乱に近い画家の精神が一種の自爆性を帯びて激しく発散する。いかなる怒濤にも滅されまいとする情意の熱がそこに眩....
成層圏飛行と私のメモ」より 著者:海野十三
圏機の大群を無電操縦で敵国めがけて飛ばし、無人であるがゆえに、勇猛果敢(?)なる自爆的爆撃をやらせることも可能ではないかと思う。それが出来るなら、空襲警報も間に....