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「自由主義〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

自由主義の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
侏儒の言葉」より 著者:芥川竜之介
又 まことに自由を眺めることは直ちに神々の顔を見ることである。 又自由主義、自由恋愛、自由貿易、――どの「自由」も生憎《あいにく》杯の中に多量の水....
最終戦争論」より 著者:石原莞爾
したのに対し、散兵戦術は各兵、各部隊に十分な自由を与え、その自主的活動を奨励する自由主義の戦術であります。しかるに面式の防禦をしている敵を攻撃するに各兵、各部隊....
新日本の進路」より 著者:石原莞爾
一、人類歴史は統制主義の時代にある フランス革命は專制主義から自由主義えの轉換を決定した典型的自由主義革命であり、日本の明治維新もこの見地から....
近時政論考」より 著者:陸羯南
を補わんがために起草せしものなれば、付録となして巻末に添えたり。また昨年一月に「自由主義」と題して五、六日間掲載せしものも読者中あるいはこれを出版せよと恵告せし....
外来語所感」より 著者:九鬼周造
実は私もある程度において認めはするが、この事実を理由として外来語の統制に反対する自由主義の立場に賛意を表することは私にはできない。 日本語を欧米の侵入に対して....
灰色の記憶」より 著者:久坂葉子
の役もひきうけるようになった。私は何でもぽんぽん云ってのけた。それは愛校心とか、自由主義思想とかいう名目の下ではなく、面白いからであった。しかし私達の要求は殆ど....
ひこうかばん」より 著者:アンデルセンハンス・クリスチャン
調子がちがっている。」と、マッチのそばにいた鉄なべがいいました。「だ。あいつは、自由主義だよ、まったく。」 「さあ、きみは、あんまりしゃべりすぎるぞ。」と、ほく....
夢は呼び交す」より 著者:蒲原有明
認識し批判し得るものは恐らく稀であったろうと思う。世間では大部分雷同して森文相の自由主義を攻撃していた。それでも外国文化の移入は国粋思想の抵抗によってそれほどの....
火の扉」より 著者:岸田国士
んぞ、もう興味ないわ。わたしもう自分勝手なことしたくてたまらんの。うゝん、それ、自由主義のまねなんかと違うのよ。あなたにわかつてもらえるかしら? こう、なんでも....
光は影を」より 著者:岸田国士
の娘は、百瀬しのぶ、二十歳、もちろん実家は百姓、没落組の地主だが、父親は身勝手な自由主義者の一人、小生の血を分けた兄で、同時に、不倶戴天の政敵だ。お含みを願う。....
終戦前後」より 著者:織田作之助
論人として自他共に許し、さかんに御用論説の筆を取っていた新聞の論説委員がにわかに自由主義の看板をかついで、恥としない現象も、不愉快であった。 だが、私たちはも....
今昔茶話」より 著者:国枝史郎
の後詰め戦術に引っかかっているのが米国である。 ドンキホーテ、アンクルトムは、自由主義というイスラエリズムをお題目にして、 「英国がドイツに負けたら、同じ自由....
欧米各国 政教日記」より 著者:井上円了
るところ、各寺みな独立にして、これを統轄する教正を置かず、会議を設けず、純然たる自由主義の宗旨なり。しかしてコングレゲーショナル連合と称するものありて、毎年同志....
空中征服」より 著者:賀川豊彦
れで〈めだか〉を食うのだろう」と源五郎虫が野次る。 田螺は宣言した。 「到底、自由主義と集権主義者とは行動を共にすることが出来ない。今日の会議は決裂におわるよ....
戦争史大観」より 著者:石原莞爾
万の軍を動かさざるべからずとせば日本は破産の外なく……」というような古い考えは、自由主義の清算とともに一掃されねばならないことは言うまでもない。 昭和十年八月....