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「自由職業〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

自由職業の前後の文節・文章を表示しています。該当する9件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
そして各社は封鎖小切手ばかりをよこす。まことに張合のないことである。一方、われら自由職業者へは一ヶ月五百円を封鎖より下ろすことが出来るのと、家族六人につき八百円....
思想と風俗」より 著者:戸坂潤
る断髪令の発布もこのユニフォーム主義の延長なのだ。 頭髪を勝手な仕方で伸ばす(自由職業人は最も勝手な仕方で伸ばしている)ことは、勝手な服装をすると全く同じに、....
播州平野」より 著者:宮本百合子
が、丁度その光の矢を浴びている。 自分も重吉のいる網走へ行って暮そう。文筆上の自由職業をもっているひろ子が、そう決心したのは七月下旬のことだった。何も知らずに....
獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
。目白の家賃はずっと同じです。只、今度の改正税率で私たちの職業、弁護士、いずれも自由職業に入って、一千円(控除ナシ)だとこれまで 2.70 の四倍だったのが年に....
獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
責任をとっていなかったのが歴史です。だから近代に到ると、そのおくれたところを逆に自由職業的につかって、女の作家というところで、文学運動などとはかけかまいなしに、....
純粋経済学要論」より 著者:手塚寿郎
政官・裁判官・軍人など、農業・工業・商業に従事する労働者、弁護士、医師、芸術家、自由職業に従事する者などは、皆この範疇に属し、資本である。今日遊楽に耽る閑人は、....
人口論」より 著者:マルサストマス・ロバート
しいから、誰もが成功するということは出来ない。事務所の書記やあらゆる種類の商業や自由職業の競争者の間では、おそらく他のいかなる社会部門よりも人口に対する予防的制....
決闘」より 著者:神西清
だ、奴隷根性という奴さ。よく聴いてくれよ、一体この世の中では騙児仲間よりはむしろ自由職業者のほうが悪声を蒙る度数が多いね。それは社会の四分の三が奴隷ども――つま....
人口論」より 著者:マルサストマス・ロバート
グランド》をして、世界未曽有のかくも尨大な工業、かくも強大な陸海軍、かくも多数の自由職業に従事する人々、及びかくも大きな比率の貨幣地代により生活するものを、養い....