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「自著〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

自著の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
宇宙の始まり」より 著者:アレニウススヴァンテ
ないのである。しかしスウェデンボルクはニュートンの仕事を良く承知していたはずで、自著の中の所々で彼に対する賛美の辞を述べ『いくら褒めても褒め足りない』と言ってい....
海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
がひどく焼け、電気試験所は一部が焼けたと、昨日中川君が報せてくれた。そこで今日は自著十一冊を手土産として、同部へ見舞に出かけた。 ◯電車は、昨日までは、大橋―渋....
みみずのたはこと」より 著者:徳冨健次郎
さんだと思うた。 其後「命の洗濯」「旅行日記」「目ざまし草」など追々爺さんから自著の冊子を送って来た。面白い爺さんの一癖も二癖もある正体が読めて来た。経歴の一....
マードック先生の『日本歴史』」より 著者:夏目漱石
上 先生は約《やく》の如く横浜総領事を通じてケリー・エンド・ウォルシから自著の『日本歴史』を余に送るべく取り計《はから》われたと見えて、約七百頁の重い書....
矛盾とその害毒」より 著者:宮本百合子
戦線というものを宣言した。四月六日の『読売報知』には、ヒトラー、ムッソリニ礼讚の自著『世界の顔』についての、外人記者との対談で、「武士道は日本精神の精髄で、ナチ....
豪華版」より 著者:宮本百合子
から肯けて、それはウィスキイ一本何千円ということに似て理解された。 志賀直哉が自著入りでやはり千円の本を出す、ときく心持は「まんじ」の場合よりも、もっと文学の....
人民のために捧げられた生涯」より 著者:宮本百合子
る。 著書が一時は全く世間から押しかくされる時期があることを慮って、尾崎氏は、自著を客観的に評価し、重要な書名を記録して居られる。「なお翻訳が一つあります」と....
一九二九年一月――二月」より 著者:宮本百合子
樹が三本、隣の建物 ――それっきり? ――それっきり。 「知られざる日本」という自著をくれた。紺と黄との配色。自動車、蓑笠の人物、工場の煙突、それらの上空には飛....
霊界通信 小桜姫物語」より 著者:浅野和三郎
) カムミンスの他の自動書記は是迄四五種ある。其文体は各々相違して居る。又彼の自著小説があるが、是は全く右数種の自動書記と相違している。心霊科学に何等の実験が....
上海の渋面」より 著者:豊島与志雄
なことではあるまい。趙正平氏は私達に、氏が政治の要諦と観じているらしい老子研究の自著を贈られたが、上述の大衆はこの研究の対象からもはみ出すものを持ってるもののよ....
ジャン・クリストフ」より 著者:豊島与志雄
――ラインハルトはそれを諸方の大学関係の知人に送って、ドイツじゅうにふりまいた。自著の教科書のことで関係があるライプチヒやベルリン書肆《しょし》へも、ある部数を....
レーリー卿(Lord Rayleigh)」より 著者:寺田寅彦
手の書架には学生中のノートブックがあり、ストークスの講義の筆記もその中にあった。自著『音響学』が一部、これは紙片にかいたノートがいっぱい這入っていた。彼が何かた....
日記」より 著者:宮本百合子
い。おめでたいと云うことは、夫婦の間には大切なことである。今日、中島英之助氏から自著『町の兄弟』を送り下さる。 十一月二十八日(火曜) 今日は大変|時雨《しぐ....
四十年前」より 著者:内田魯庵
ではないが、ジスレリーの夢が漸く実現された時、その実余人の抄略したものを尾崎行雄自著と頗る御念の入った銘を打って、さも新らしい著述であるかのように再刊されたのは....
奥州における御館藤原氏」より 著者:喜田貞吉
とから解せられよう。 そのほかにも安倍氏が夷種であったことの証拠は多く、かつて自著『読史百話』においてこれを述べ、後に『国学院雑誌』上の弁駁に対して、同誌第十....