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自薦
「自薦〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
自薦の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「右門捕物帖」より 著者:佐々木味津三
せでござりましたよ」 うまくことづてを横取りしたのをさいわい、お奉行職へ陰険な
自薦運動を試みて、あきらかに右門の出馬を阻止した形跡が歴然としていましたものでし....
「稲生播磨守」より 著者:林不忘
世どのは、誰の手に落ちるかと、われわれ一統、手に汗握る気持ちで眺めておったのだ。
自薦運動も大分猛烈だったからな。 池田 (そっと森を小突いて)それを税所が、めで....
「石狩川」より 著者:本庄陸男
うに清々《すがすが》しく光っていた。
「拙者ではどうでしょうかな?」
彼はそう
自薦するのだ。
「相田どの、あなたは――」と云っただけで大野順平は吃《ども》って....
「「下じき」の問題」より 著者:宮本百合子
を溶け去らせる愚民化の方法である。ワグナーがオペラをプロシア皇帝の治世の具として
自薦したとき、はっきりそのことを云った。それでニーチェは、ワグナーと絶交したのだった。〔一九五一年一月〕....
「魔像」より 著者:林不忘
降るようにある。何しろ江戸一の美女に二十五万両の身代が随《つ》いているのである。
自薦《じせん》他薦《たせん》の養子の候補者は、選《よ》りどり見どりだが、苦労を知....
「三国志」より 著者:吉川英治
は、それがしに仰せつけ下さい。後顧の憂いなきよう必ず留守しておりまする」 と、
自薦して出た。 「いやいや、其方なら安心だが、其方は、朝夕事を議すにも、また何か....
「予が出版事業」より 著者:柳田国男
うと三浦新村長谷川石橋、他の二人はもう故人になって居る。 何よりも大切な原則は
自薦の原稿を警戒すること、しかもじっとして居ては有っても知ることが出来ないので、....