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至親
「至親〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
至親の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「運命」より 著者:幸田露伴
陛に登りて拝せざる等、不敬の事ありしかば、監察御史曾鳳韶これを劾せしが、帝曰く、
至親問う勿れと。戸部侍郎卓敬、先に書を上って藩を抑え禍を防がんことを言う。復密奏....
「思想と風俗」より 著者:戸坂潤
くなどという珍風景は見られなかった)、それだけ受験責任者が、受験者自身から父兄乃
至親達に、即ち又家庭そのものに移行したことを示すものであり、それが中等学校の入学....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
らそれぞれ歴《れっき》とした訳があり、決して無茶苦茶な乱風でない。さて上に引いた
至親の同姓婚を畜生が慙《は》じて自害自滅したのが事実ならば、ある動物に羞恥の念あ....
「社会時評」より 著者:戸坂潤
くなどという珍風景は見られなかった)、それだけ受験責任者が、受験者自身から父兄乃
至親達に、即ち又家庭そのものに移行したことを示すものであり、それが中等学校の入学....
「新女大学」より 著者:福沢諭吉
るは妻たる者の情ならずや。況《いわ》んや譬《たと》えんものもなき夫を産みたる至尊
至親の老父母に於てをや。其保養を厚うし其感情を和らげ、仮初にも不愉快の年を発《お....
「学問のすすめ」より 著者:福沢諭吉
して交際の本色にあらず。およそ世の中に夫婦親子より親しき者はあらず、これを天下の
至親と称す。しこうしてこの
至親の間を支配するは何ものなるや、ただ和して真率なる丹....
「三国志」より 著者:吉川英治
。 夙夜、憂思シテ恐ル、将ニ天下危ウカラントスルヲ。 卿ハスナワチ国ノ元老、朕ガ
至親タリ。高祖ガ建業ノ艱ヲオモイ、忠義ノ烈士ヲ糾合シ、姦党ヲ滅シ、社稷ノ暴ヲ未萌....
「〔付〕唯物論研究に就て(戸坂潤手記)」より 著者:戸坂潤
由によって、何等かの疑念と危惧とを抱くところの極めて温良なる職場関係、家族関係乃
至親戚関係等に囲まれている。従って警察官の単なる歴訪も本人の地位、職場に影響を及....