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「至近距離〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

至近距離の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
て、これはいけないと思い、遂に思い切って「伏せ」をした。ところがその直後に爆弾は至近距離に落ちて爆裂したが、伏せたおかげで身に微傷も負わなかった。 ところが、....
私本太平記」より 著者:吉川英治
りでに接し、またなるべく小高い岩頭などをえらんで組んであるので、矢を射こむには、至近距離をなしている。 まもなく虚空は矢さけびの道になった。 たちまち、敵の....
私本太平記」より 著者:吉川英治
は用をなさないので、長柄、なぎなた、太刀、槍の白兵戦となろうが、いつまでも、或る至近距離から内へは敵もすすまず、こっちも出てゆく風はなかった。――対峙のままただ....
私本太平記」より 著者:吉川英治
堂の屋根や附近に矢が突きささッたようでもあった。これはどこか、物見の目もとどかぬ至近距離にまで、敵の兵がすでに潜り込んできた証拠と、誰の肌にも突き刺さるような感....
あの世の入口」より 著者:知里真志保
と言われるので行って見た。場所はアフンルパ※から旧道を横切り二百歩余東南に行った至近距離で、其処は丘上で沢形になった地形で、下るとごく小さな泉が湧いており、水は....