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舅御
「舅御〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
舅御の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「怪談牡丹灯籠」より 著者:三遊亭円朝
だされ、仏も嘸かし草葉の蔭から満足な事でございましょう」 良「はいお前は孝助殿の
舅御かえ、初めまして、孝助殿は器量と云い人柄と云い立派な正しい人じゃ、中々正直な....
「敵討札所の霊験」より 著者:三遊亭円朝
育てられても継母が邪慳にもしないが、気詰りであったけれど、当家へ養子に来てからは
舅御が彼の通り好い方で、此の上もない仕合せで」 傳「へえ私は旧来奉公致しますが、....
「粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)」より 著者:三遊亭円朝
月、何者とも知らず鉄砲に撃たれ、非業の死を遂げ、稻垣さまのお宅へ参ると間もなく、
舅御さまも亦斯ういう非業な死をなさるとは何たる事か、私のような因果なものは世にあ....
「三国志」より 著者:吉川英治
と、袁譚は掌のうえにもてあそびながら、新妻に笑顔を振向けた。 「使いに待たせて、
舅御の陣地まで贈るものだよ」 「翡翠か白玉なら、わたしの帯の珠に造らせるのに」 ....
「黒田如水」より 著者:吉川英治
ほどかえって彼女の女ごころをとめどなく掻き乱すからであろう。つねには嫁にやさしい
舅御であるこの人が、ここ十日ほどは鬼の如く叱咤しか与えなかった。 いや、嫁にだ....