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「興味深い〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

興味深いの前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
地球発狂事件」より 著者:海野十三
れる解釈を試みたのだった。なぜ彼はそんな無理を強行するのであろうか。 「君の説は興味深い」 ワーナー博士が突然口を開いたので、その周囲に集まっていた人々は愕い....
最終戦争論」より 著者:石原莞爾
胸の中に、彼らがはっきり自覚しない間に持久戦争的考慮が加わりつつあったことは甚だ興味深いものと思います。 四年半は三十年戦争や七年戦争に比べて短いようでありま....
麻雀殺人事件」より 著者:海野十三
は、口から入ったか、注射されたか、またはこうした傷口から入ったのであるか、それは興味深い問題であるが、帆村探偵はこの傷跡をちょっと重大視したのである。 屍体の....
デパートの絞刑吏」より 著者:大阪圭吉
様な兇器に依って与えられたものなのだ。だが、推理を今後の過程に進めるに当って最も興味深い存在をなすものは、あの掌中に残された奇怪極まる擦過傷だよ。まさか君は、死....
茶の本」より 著者:岡倉覚三
ナ歴史は、熱心な道教信者が王侯も隠者も等しく彼らの信条の教えに従って、いろいろな興味深い結果をもたらした実例に満ち満ちている。その物語には必ずその持ち前の楽しみ....
天馬」より 著者:金史良
いた折なので、突然玄竜が現われ美しい女流詩人と向い合うようになったことは、確かに興味深いことに相違なかった。京城の文化社会で誰一人知らぬものはない二人が偶然そろ....
虫喰い算大会」より 著者:海野十三
ぞお入り下さい。 およそ、この虫喰い算といわず、いわゆる数学パズルと称せられる興味深い問題を古くから研究し、そして集録して早くから著書として世に紹介したのは、....
悲願に就て」より 著者:坂口安吾
「文芸」二月号所載、アンドレ・ジイドの「一つの宣言」は興味深い読物であった。ドストエフスキーが、又偉大なる作家達が全てそうであったよう....
文学に現れたる東北地方の地方色」より 著者:佐左木俊郎
いうようなものが出ていまして、それが現代文学の上に縦に繋がっているということは、興味深いことであります。 東北地方のそういう記録、伝記、昔話などのうちで、就中....
わが童心」より 著者:佐藤垢石
撞かぬのに大信寺の鐘に応えるが如く、自ら低く唸り咳くのである。この話は、象徴的な興味深いところがあるけれど、語りだせば余りに長くなるから、ここでは山の姿のみを眺....
間人考」より 著者:喜田貞吉
なる農民の称呼として徳川時代までも各地に残存していたことは、また看過すべからざる興味深い事実である。 自分はかつて民族と歴史一巻一号において駆使部と土師部との....
オシラ神に関する二三の臆説」より 著者:喜田貞吉
時を同じゅうして、わが郷土研究界の権威なる柳田國男君が、「オシラ神の話」と題する興味深い一文を文藝春秋の九月号に発表せられた。けだしこの神に関する研究が、ますま....
「にんじん」とルナアルについて」より 著者:岸田国士
理解とに処して、いかに自ら護ることを学んだかという、おそらく万人の経験に訴え得る興味深い分析と観察とが、身につまされるように記録されていることであろう。 強い....
ベートーヴェンの生涯」より 著者:片山敏彦
d Fischer――『手稿』(これはなかんずくベートーヴェンの子供の頃について興味深い。一八六四年にボンで歿したフィッシャーはベートーヴェンの家族が二代つづけ....
戦争史大観」より 著者:石原莞爾
大王の消耗戦略からナポレオンの殲滅戦略への変化は欧州大戦の変化とともに軍事上最も興味深い研究なるべしと信じ、両名将の研究に要する若干の図書を買い集めたのであった....