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舌舐めずり
「舌舐めずり〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
舌舐めずりの前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「白蟻」より 著者:小栗虫太郎
、常になく、異様な冷たさに打たれたからである。いつもの――時江の顔を見ては、妙に
舌舐めずりするような気振りなどは、微塵も見られなかったばかりでなく、その全身が、....
「機械」より 著者:横光利一
だちながら慄えているのをそんなにもまざまざと眼前で見せつけられると、私はますます
舌舐めずりをして落ちついて来るのである。これではならぬと思いながら軽部の心の少し....
「妻」より 著者:神西清
官の揚饅頭の中身をしゃぶりつくして、何かまた第三の揚饅頭にしゃぶりつこうと、毎日
舌舐めずりしていることは私にはわかっていた。 そこで、近隣の地主連を招いて、私....