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「舎利弗〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

舎利弗の前後の文節・文章を表示しています。該当する10件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
」より 著者:芥川竜之介
せめても幾分の心やりにしようとさえ思った事がある。けれども、目連《もくれん》や、舎利弗《しゃりほつ》の鼻が長かったとは、どの経文にも書いてない。勿論|竜樹《りゅ....
十二支考」より 著者:南方熊楠
とす、仏を獅に比べた文諸経に多い、たとえば隋訳『大集譬喩王経』上にいわく、仏言う舎利弗《しゃりほつ》譬《たと》えば須弥山《しゅみせん》王金色辺あり、もし諸鳥獣そ....
出家とその弟子」より 著者:倉田百三
、劫濁見濁煩悩濁衆生濁命濁中得阿耨多羅三藐三菩提。為諸衆生説是一切世間難信之法。舎利弗。当知我於五濁悪世行此難事得阿耨多羅三藐三菩提為一切世間説之難信之法是為甚....
般若心経講義」より 著者:高神覚昇
いよいよこれから、問題の「空とはなんぞやといわれた、あのシャーリプトラ、すなわち舎利弗尊者のことです。いったいこの舎利弗は、もと婆羅門の坊さんであったのですが、....
十二支考」より 著者:南方熊楠
を吐いてたちまちこれを仆《たお》した。のち人蟒老いて死せんとする時、仏《ぶつ》、舎利弗《しゃりほつ》して往き勧めて得脱《とくだつ》せしむ。人蟒われいまだ死せざる....
十二支考」より 著者:南方熊楠
殺する事ありと信じたと見える。たとえば『弥沙塞五分律《みしゃそくごぶんりつ》』に舎利弗《しゃりほつ》風病に罹《かか》り呵梨勒果《かりこくか》一を牀脚辺に著《つ》....
十二支考」より 著者:南方熊楠
殺ししまった。ところがこの将軍殺さるる三日前に、仏の大弟子|目連《もくれん》と、舎利弗《しゃりほつ》、およびその五百弟子を供養した功徳で大力鬼神となり、大疫気を....
十二支考」より 著者:南方熊楠
巻六に見ゆ。舎衛《しゃえ》城中に大長者あり、毎度沙門を招請して供養する。ある日|舎利弗《しゃりほつ》と摩訶羅《まから》と、その家に至るとちょうど貿易のため渡海し....
賤民概説」より 著者:喜田貞吉
称が、もとは非人法師を指斥賤称として用いられたとは云え、その実阿難とか迦葉とか、舎利弗とかいうような、尊敬すべき阿羅漢衆の事であるから、もちろんかの賤しい下司法....
俗法師考」より 著者:喜田貞吉
堕落して、社会から卑しまれていたので、それに対して声聞というような、迦葉・阿難・舎利弗など仏弟子の尊者の称を付することはもったいないというくらいの感情から、彼ら....