舎衛[語句情報] » 舎衛

「舎衛〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

舎衛の前後の文節・文章を表示しています。該当する9件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
尼提」より 著者:芥川竜之介
舎衛城《しゃえいじょう》は人口の多い都である。が、城の面積は人口の多い割に広くは....
十二支考」より 著者:南方熊楠
で、死後竜に生まれて苦しみ居る故に、返報に彼らを殺そうとしたのだといった。また、舎衛国に、一日縦横四十里の血の雨ふる。占師曰く、これは人蟒《じんぼう》が生まれた....
十二支考」より 著者:南方熊楠
》は拙《やつがれ》の手製)。『弥沙塞五分律《みしゃそくごぶんりつ》』八に、〈仏、舎衛城に在り、云々。時に一の年少の婦人の夫を喪う有りて、これなる念《おも》いを作....
十二支考」より 著者:南方熊楠
)。『根本説一切有部毘奈耶』に、仏の弟子|※陀夷《うだい》人相学に精《くわ》し、舎衛城内を托鉢して婆羅門居士の家に至り小婦を見、汝の姑は如何《いかん》と問うと、....
十二支考」より 著者:南方熊楠
したさに毎々《つねづね》蜜を舐《ねぶ》らせたと見える。また『賢愚因縁経』十二に、舎衛《しゃえ》国の婆羅門《ばらもん》師質が子の有無を問うと六師はなしと答え、仏は....
十二支考」より 著者:南方熊楠
から転化したのだ。 さて次に趣向の話しだが、今一つ同じ『雑宝蔵経』巻六に見ゆ。舎衛《しゃえ》城中に大長者あり、毎度沙門を招請して供養する。ある日|舎利弗《しゃ....
九条武子」より 著者:長谷川時雨
この日ごろくしき鏡を二ツもてばまさやかに物をうつし合ふなり 勝鬘経は、印度|舎衛《しゃえ》国王|波斯匿《はしのく》と、摩利夫人《まりぶにん》との間に生れて、....
東洋文化史における仏教の地位」より 著者:高楠順次郎
と云う人種が交趾に残っている、その辺から掘り出す物を見ますると、たいていインドの舎衛城であるとか、迦毘羅城であるとか、インドの名前が付いている。交趾シナあたりで....
古寺巡礼」より 著者:和辻哲郎
者は、この種の西域人である。(たまたま「孝徳紀」の終わりに吐火羅男二人、女二人、舎衛女一人の漂着を報じているのが、空想を刺戟する。)彼はガンダーラ美術の間に育っ....