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舒
「舒〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
舒の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「金将軍」より 著者:芥川竜之介
率《ひき》いて白村江《はくそんこう》(朝鮮《ちょうせん》忠清道《ちゅうせいどう》
舒川県《じょせんけん》)に陣列《つらな》れり。戊申《つちのえさる》(天智天皇《て....
「茶の本」より 著者:岡倉覚三
なんと欲す。――一椀喉吻潤。二椀破。枯腸は文藻の乏しきを言う。習習は春風の和らぎ
舒びるかたち。玉川子とは盧同自身をさす。 一八 関尹――関令尹喜。周の哲学者、姓....
「大阪夏之陣」より 著者:菊池寛
(忠直)は湯漬飯を命じ近侍|真子平馬に膳を持たせ、立ながら数椀喫せられ、食終て公
舒々と諸軍に向い、最早皆々満腹すれば討死しても餓鬼道へは堕ちず、死出の山を越して....
「中国怪奇小説集」より 著者:岡本綺堂
寄りませんでした。果たして一年を過ぎないうちに、田は敗れました。 四足の蛇
舒州の人が山にはいって大蛇を見たので、直ぐにそれを撃ち殺しました。よく見ると、そ....
「風流仏」より 著者:幸田露伴
あまり、苦労の中にも助る神の結び玉いし縁なれや嬉しき情の胤を宿して帯の祝い芽出度
舒びし眉間に忽ち皺の浪立て騒がしき鳥羽伏見の戦争。さても方様の憎い程な気強さ、爰....
「万葉秀歌」より 著者:斎藤茂吉
○ たまきはる宇智の大野に馬並めて朝踏ますらむその草深野 〔巻一・四〕 中皇命
舒明天皇が、宇智野、即ち大和|宇智郡の野(今の五条町の南、阪合部村)に遊猟したも....
「岷山の隠士」より 著者:国枝史郎
であった。 数年間同棲した。 さらに開元二十三年、太原方面に悠遊した。 哥
舒翰などと酒を飲んだ。 また※郡の元参軍などと、美妓を携えて晋祠などに遊んだ。....
「少年連盟」より 著者:佐藤紅緑
ものは白絹となり、疾きものはせつなの光となり、ゆるきものは雲の尾にまぎれる、巻々
舒々、あるいは合し、あるいははなれ、呼吸がつまりそうな霧のしぶきとなり、白紗のと....
「朝顔日記の深雪と淀君」より 著者:上村松園
ならない深雪が、露のひぬま……と書かれた扇を手文庫から出して人知れず愛着の思いを
舒べているところに跫音がして、我にもあらず、その扇を小脇に匿した、という刹那のと....
「しゃもじ(杓子)」より 著者:佐藤垢石
よほど劫をへた古狸に違いない。 漢書幽明録に、こんなことが記してある。漢の董仲
舒が、ある日窓の幕を下ろし、なにか思索に耽っていると、突然来客があった。見ると立....
「純情狸」より 著者:佐藤垢石
私に董仲
舒ほどの学があれば、名偈の一句でも吐いて、しゃもじ奴に挑戦してみるのであったが、....
「間人考」より 著者:喜田貞吉
見えていて、中臣氏の庶流にも間人姓のものがあった事を示している。万葉集の一つに、
舒明天皇内野に遊猟し給うた時に、中皇命すなわち皇后宝皇女(後に皇極天皇)が、間人....
「南半球五万哩」より 著者:井上円了
たおれるともなんのいとうところがあろうか、天地は元来わが家なのだから。) 老来擲
舒。 (老いしたがってかえって多くの書を投げすて、意気揚々として鵬もおよぶまい。....
「ファウスト」より 著者:ゲーテヨハン・ヴォルフガング・フォン
けている鍵が鼎に触れるや否や、
暗い霧がすぐに広間を罩む。その霧は
這い込んで、
舒びたり、固まったり、入り乱れたり、
並び合ったりして、雲のように棚引く。さあ、....
「古事記」より 著者:太安万侶
してお生みになつた御子が、岡本の宮においでになつて天下をお治めなさいました天皇(
舒明天皇)・ナカツ王・タラの王のお三方です。またアヤの王の妹のオホマタの王と結婚....