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「舞台芸術〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

舞台芸術の前後の文節・文章を表示しています。該当する14件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
演技指導論草案」より 著者:伊丹万作
てまちがいはない。 ○声を張ることを離れてはほとんど表現ということの考えられない舞台芸術の場合には前項の記述はまったく役に立たない。 たとえどんなにリアルな舞....
恐怖の口笛」より 著者:海野十三
対し必死の希望を賭け、救おうにも救いきれない恐ろしき罪障をなんとかして此の一瞬の舞台芸術によって浄化したいと願っている。――一つは大洪水のような司法の力、一つは....
道標」より 著者:宮本百合子
ソヴキノのスタディオを見学したりした中館公一郎がまだ滞在していた。建築から新鋭な舞台芸術の研究にかわったことで多くの人に名を知られている川瀬勇もいた。落付いてい....
梅津只円翁伝」より 著者:杉山萠円
翁は決して自分一人を鞭撻していたのではあるまいと思われる。 能楽は元来綜合的な舞台芸術である。だから仕手方を本位とする地謡、囃子方、狂言等に到るまで、同曲の荘....
能とは何か」より 著者:夢野久作
のものである。そうして、その洗練された生命の表現によって、仮面と装束とを舞わせる舞台芸術を吾人は「能」と名付けて、鑑賞しているのである。 右に就いて私の師匠で....
映画芸術」より 著者:寺田寅彦
元空間に殿堂を築き上げる建築の芸術であるということが了解されるであろう。そうして舞台芸術は一見これと同様であるように思われるにかかわらず、実は次元数においても、....
ソヴェトの芝居」より 著者:宮本百合子
トボーリスト》」は、反対のことを我々に知らせた。「ゴトブ」の幹部連は、ブルジョア舞台芸術の個人主義、個人偏重からなかなかぬけられないでいることを。「ゴトブ」には....
期待と切望」より 著者:宮本百合子
、芸術家に必要な社会性とすりかえられて並んでいます。俳優の生活は旧套の中から既に舞台芸術家として、新しい生活方法に入っている前進座のような実例がありますが、音楽....
能ぎらい/能好き/能という名前」より 著者:夢野久作
のものである。そうして、その洗練された生命の表現によって、仮面と装束とを舞わせる舞台芸術を吾人は「能」と名付けて、鑑賞しているのである。 右に就いて私の師匠で....
あるニュウ・フェイスへの手紙」より 著者:岸田国士
露感」の問題ですが、俳優の側からみて、いわゆる「演技以前」の「人間的魅力」と、「舞台芸術」の本質の把握とを問題にしたのですが、更に、新劇の「流露感」を一層豊かに....
演劇の様式――総論」より 著者:岸田国士
の範囲をまず決めてかからなければならぬ。 われわれが現在、「演劇」と呼んでいる舞台芸術は、狭い意味では、文学作品としての戯曲の上演を指す。これはもう論議の余地....
演劇への入口」より 著者:岸田国士
どけ、その上で、各自の好みによって「おもしろい芝居」を見、各自の才能に応じて、「舞台芸術の一分野」を開拓すればよいのである。 われわれは、手近にあるものを、偶....
宝塚生い立ちの記」より 著者:小林一三
うことを聞かない。それで非常に困ったのを今も憶えている。 新しい舞台芸術の萠芽 幸いに、この処女公演の成功の波にのって、その公演回数は春、夏、....
道成寺不見記」より 著者:夢野久作
視した全くの無知無学のまま今日の程度にまで進化して、まだまだ進化して行きつつ在る舞台芸術である。だから能を見る人も自分の一切を棄てて草木、禽獣と同様の無知無学の....