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舞曲
「舞曲〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
舞曲の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「ズラかった信吉」より 著者:宮本百合子
がアーク燈の光を浴びながらその上に立ってる。テントの方から労働者音楽団が活溌な円
舞曲を奏し出すといっしょに、 ソラ、右へ、右へ、 一 二 三 四! 一 二....
「梅津只円翁伝」より 著者:杉山萠円
だ能楽なるものが発生していなかったのだから、いずれ田楽、もしくは里神楽類似の神事
舞曲の司となっていたもので、後に能楽が流行して来るにつれて、自から転向して家業と....
「温泉」より 著者:梶井基次郎
やかな裸体。まるで希臘の水瓶である。エマニュエル・ド・ファッリャをしてシャコンヌ
舞曲を作らしめよ! この家はこの娘のためになんとなく幸福そうに見える。一群の鶏....
「表現」より 著者:宮本百合子
のあらわれるのを待っている。時は徒にすぎて、遂にカッスル墜死の報告が、その懐しい
舞曲のなかへもたらされるのであるが、彼女にとってその刻々のうちに予想されていない....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
ック)夢幻交響楽というのがなかなか面白かった。題の如きもので、情熱的第一楽章。円
舞曲(舞踏会)第二楽章。野原での風景。絞首場への行進曲。悪魔の祭日の行進曲。大体....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
う一つはワルツやポルカ、スイスのヨーデルの歌、パセドーブル、タランテラなどという
舞曲の組曲。あとのはそれぞれの
舞曲としての特長を相当活かして演奏され、面白く思い....
「ジャン・クリストフ」より 著者:豊島与志雄
なゴジック字体で書いてあった。 少年の快楽――詠唱曲《アリア》、メヌエット、円
舞曲《ワルツ》、および、行進曲《マーチ》。――ジャン・クリストフ・クラフト作品※....
「ジャン・クリストフ」より 著者:豊島与志雄
往々あるものである。
管絃楽の曲目には、エグモントの序曲、ワルトトイフェルの円
舞曲《ワルツ》、タンホイゼルのローマ巡礼、ニコライの陽気な女房の序曲、アタリーの....
「ジャン・クリストフ」より 著者:豊島与志雄
どばかりだった。その娘たちが調子の狂った楽器の上でたたきちらすものは、幾つかの円
舞曲《ワルツ》とポルカ曲、バグダッドの太守の序曲、若きアンリーの狩の序曲、モーツ....
「桜の園」より 著者:神西清
出たわい…… ラネーフスカヤとシャルロッタ登場。 ラネーフスカヤ (コーカサスの
舞曲を口ずさむ)レオニードは、どうしてこう遅いのだろう? 町で何をしているのかし....
「「生活」+「戦争」+「競技」÷0=能」より 著者:癋見鈍太郎
立ちつつ、全局を支配して行く名将の心境(というものがあるとすれば)、それこそ正に
舞曲を以て天命の所作と心得ている能楽師(そんな人がいるとすれば)の心境と一致する....
「ジャン・クリストフ」より 著者:豊島与志雄
少年時代の快楽《かいらく》――詠唱曲《アリア》、三拍子曲《ミニュエット》、円
舞曲《ワルツ》、行進曲《マーチ》。ジャン・クリストフ・クラフト作品《さくひん》※....
「チベット旅行記」より 著者:河口慧海
がその鐃鉢を打ちながら踊り廻る様子の活発で、またその素振りの面白い事は、他の国の
舞曲とかダンスとかいうようなものとは余程違って居る。
そういう事をやって居るう....
「エリザベスとエセックス」より 著者:片岡鉄兵
、いったいどんな種類のものだったであろう。居酒屋の美少年がリュウトに奏でる聖なる
舞曲にいま恍惚としているかと思うと、またたちまち荒イヌどもが一匹のクマをずたずた....
「古事記」より 著者:武田祐吉
、その採録されたものもある。その外、祭の詞から拔け出して語り傳えられたもの、歌曲
舞曲などの形で傳えられたものもあり、民間に語り傳えられたものもあつて、その傳來の....