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舟車
「舟車〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
舟車の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「柿の種」より 著者:寺田寅彦
て地下鉄で銀座まで出てニューグランドでお茶をのんだ。 近ごろの大旅行であった。
舟車による水陸の行程約七里半、徒歩ならゆっくり一日がかりのところである。 自分....
「学問のすすめ」より 著者:福沢諭吉
送の便をなすべし、山の石炭を掘り、河海の水を汲み、火を点じて蒸気を造れば重大なる
舟車を自由に進退すべし。このほか造化の妙工を計れば枚挙に遑《いとま》あらず。人は....
「瘤」より 著者:犬田卯
ら、「他村なんかに比し、本村の公課負担は重すぎる傾向があるようだが、――たとえば
舟車税付加というようなものに見ても、他村では本税の二三割しか付加していない。しか....
「向嶋」より 著者:永井荷風
詩モ写ス能ハザル者アリ。シカシテ遊客|寥々《りょうりょう》トシテ尽日《じんじつ》
舟車ノ影ヲ見ザルハ何ゾヤ。」およそ水村の風光初夏の時節に至って最佳なる所以《ゆえ....
「欧米各国 政教日記」より 著者:井上円了
るものをただちにわが国に適用することを得るなり。例えば汽船、汽車のごとし。西洋の
舟車を買ってこれをわが国に用うるも、その実用あるにいたりては同一なり。しかるに社....
「南半球五万哩」より 著者:井上円了
たぼんやりとしてとりとめもなく、この身はいったいどこにいるのかさえわからない。)
舟車跋渉幾山河、回。 (舟と車でわたりあるいた幾山河、ふりかえれば、天の果てまで....