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舵棒
「舵棒〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
舵棒の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「赤い着物」より 著者:横光利一
の八《や》つ手《で》の葉が俥《くるま》の幌《ほろ》で揺り動かされた。俥夫の持った
舵棒《かじぼう》が玄関の石の上へ降ろされた。すると、幌の中からは婦人が小さい女の....
「恐竜島」より 著者:海野十三
をふたたび見守った。 「どれ、少し近づいてみよう」 オールがうごいた。玉太郎は
舵棒《かじぼう》をとった。 爆音は次第に大きくなる。 「島の誰かが合図をするだ....
「ダルマ船日記」より 著者:山之口貘
の図体が大きく反動した。橋をくぐるのではなくて橋にめりこんでしまったのだ。僕は、
舵棒に足を払われて倒れ、六さんは、胸壁で押していた棹を川の中へ放っぽり出して、前....