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「舷灯〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

舷灯の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
夜の隅田川」より 著者:幸田露伴
昼に比較して却って夜の方が流すに便りが可いから、これも随分下りて来る。往復の船は舷灯の青色と赤色との位置で、往来が互に判るようにして漕いで居る。あかりをつけずに....
怪奇人造島」より 著者:寺島柾史
方へ逃げた。 「こら、小僧、待たぬか」 怪老人は、あくまで執拗に追かけてくる。舷灯の無い、暗い甲板だが、星の光で、四辺の様子がうかがわれる。物かげに身を潜めて....
サレーダイン公爵の罪業」より 著者:チェスタートンギルバート・キース
た。 二人は闇の中を川下へと下った。二人のすう二つの大きな葉巻が舟の中で紅色の舷灯のように燃えた。師父ブラウンはその葉巻をちょっと口から取ってこう云った。 「....