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船入り
「船入り〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
船入りの前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「綺堂むかし語り」より 著者:岡本綺堂
わたしはそれを讃美するほどに残酷でありたくない。塩竈の町は遠い昔から色の港で、出
船入り船を迎うる女郎山の古い名が今も残っている。春もたけなわなる朧月夜に、塩竈通....
「旗本退屈男」より 著者:佐々木味津三
旗頭、奥羽五十四郡をわが庭に、今ぞ栄華威勢を世に誇る仙台|伊達の青葉城下です。出
船入り船帆影も繁き石の巻からそのお城下までへは、陸前浜街道を一本道に原ノ町口へ抜....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
もはや石巻に到着しておられるのか」 「いや、それが、たしか今明日中には御無事にお
船入りのはずなのでございます」 「それはそれは――で、なにかな、あの番所に居候の....
「鳴門秘帖」より 著者:吉川英治
の通知があったので、取りあえず、この春の道者船はさし止めたが、あのように、頻繁な
船入りのあるうちには、どんな者が、どう巧みに入りこまぬ限りもない……」 今まで....