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船岡山
「船岡山〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
船岡山の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「鴎外・芥川・菊池の歴史小説」より 著者:宮本百合子
れたのであったろう。興津彌五右衛門が正徳四年に主人である細川三斎公の十三回忌に、
船岡山の麓で切腹した。その殉死の理由は、それから三十年も昔、主命によって長崎に渡....
「雪の宿り」より 著者:神西清
に蒼ざめた明るさでございます。殊に凄まじいのは真夜中ごろの西のかたの火勢で、北は
船岡山から南は二条のあたりまで、一面の火の海となっておりました。 ようようにそ....
「興津弥五右衛門の遺書」より 著者:森鴎外
、東福寺|並びに南都興福寺の長老達に候。 明日切腹候場所は、古橋殿|取計にて、
船岡山の下に仮屋を建て、大徳寺門前より仮屋まで十八町の間、藁筵三千八百枚余を敷き....
「興津弥五右衛門の遺書(初稿)」より 著者:森鴎外
かと申候者も可有之候えども、決して左様の事には無之候。某致仕候てより以来、当国|
船岡山の西麓に形ばかりなる草庵を営み罷在候えども、先主人|松向寺殿御|逝去遊ばさ....