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船形
「船形〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
船形の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「地球発狂事件」より 著者:海野十三
イル》を越える長距離を飛翔し、ヘルナー山に激突したのであるが、既に知られるとおり
船形も殆んど崩れず、世界人の想像に絶する耐力を示した。しかしこの事件は、まだ真の....
「死の快走船」より 著者:大阪圭吉
海の中のような或は絶海の孤島のような荒れ果てたこの地方の、それも海の中へ突出した
船形の岬の上へ、しかもまるでそれが船の上の建物ででもあるかのような家を建てて日ね....
「黒死館殺人事件」より 著者:小栗虫太郎
瓦炉の中に入れて腐敗を促進させたのです。そして、その間に細孔を無数に穿った軽量の
船形棺を作って、その中に十分腐敗を見定めてから死体を収め、それに長い紐で錘を附け....
「縮図」より 著者:徳田秋声
り年嵩の、上野の坊さんの娘だという福太郎を頭として、十人余りの抱えがおり、房州|
船形の団扇製造元の娘だという、美形の小稲に、近頃|烏森から住み替えて来た、仇っぽ....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
ばかりの石柱が二つ、夫婦岩《めおといわ》のような形に聳《そび》えていて、その間が
船形のうつろになっているその間へ、お銀様がお雪ちゃんを引摺《ひきず》り込みました....
「鯛釣り素人咄」より 著者:佐藤垢石
り場は随分多いけれど、寒鯛釣り場は数が少ない。関東では東京湾口の鴨居、房総半島の
船形、外房州勝浦沖、相模国真鶴港外の三ツ石付近、伊豆半島下田町沖合神子元島、横根....
「黒田如水」より 著者:吉川英治
それの用材にはほとんど竹を用いた。重量を軽減するためである。上の覆屋根は除き、
船形の座だけを深目にして、すっぽり坐りこむ。そして神輿のように高々とかつがせるの....