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「船梁〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

船梁の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
大菩薩峠」より 著者:中里介山
ら、総ての大工、職工が、殿様呼ばわりをする。 そこで、駒井は和吉の先導で、船の船梁《ビーム》を見て廻る。その前後、日本唯一の西洋型船大工の棟梁《とうりょう》と....
宝島」より 著者:佐々木直次郎
りかけて来た。潮は急速に外海の方へ流れて行っていて、スクーナー船はますます傾いて船梁が垂直になるほどになった。 私は船首の方へ這って行って下を覗いた。よほど浅....
グロリア・スコット号」より 著者:ドイルアーサー・コナン
は、支那茶の取引きに使われていた船だったのだけれど、古い型で船足がのろくて、広い船梁を使用した船だったので、新しい速い船が、彼女をその仕事から追い出してしまった....
名人地獄」より 著者:国枝史郎
押しの上部、ここでございます」「では、ここにある一文字は?」「船の眼目、すなわち船梁」 「もうよろしい」といったかと思うと、武士は図面を巻き納めた。と、居住居を....
顎十郎捕物帳」より 著者:久生十蘭
村《いずのくにかものこおりまつざきむら》の鰹船が焼津《やいづ》の沖で初鰹を釣り、船梁《ふなばり》もたわむほどになって相模灘《さがみなだ》を突っ走る。八挺櫓《はっ....