船梯子[語句情報] »
船梯子
「船梯子〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
船梯子の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「或る女」より 著者:有島武郎
になり済ましたらしい物腰で、まわりの景色に釣《つ》り合わない景気のいい顔をして、
船梯子《ふなばしご》を上って来る様子までが、葉子には見るように想像された。
「い....
「新生」より 著者:島崎藤村
の航海中にも書けなかった。
嘆息して、岸本は後尾の方にある甲板の上へ出た。更に
船梯子《ふなばしご》を昇《のぼ》って二重になった高い甲板の上へ出て見た。船客もま....
「十九の秋」より 著者:永井荷風
るような波止場《はとば》はなかった。わたくしは父を訪問しに来た支那人が帰りがけに
船梯子《ふなばしご》を降りながら、サンパンと叫んで小舟を呼んだその声をきき、身は....