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艇身
「艇身〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
艇身の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「オリンポスの果実」より 著者:田中英光
ゴオルでは、へたばっていながらも、気魄《きはく》では、敵を追っていたらしい。四|
艇身《ていしん》半の開きも、僅《わず》かにみえるほど、日本人の気魄は、彼等を追い....
「怪星ガン」より 著者:海野十三
『ワレ、貴隊ニアウヲ喜ブ』という信号をしめしただけであった。そしてひどく型の古い
艇身に、救援隊側からのサーチライトをあびながら、輪形編隊のなかにとびこんできたが....
「競漕」より 著者:久米正雄
るというので仕方なしに休めということになった。その間に農科の艇はこっちの右側を三
艇身ばかりのところを「あと三十本、そら!」とか何とか懸け声までして颯々と行き過ぎ....
「娘」より 著者:岡本かの子
ルの端を頭で柔かく受けとめた。両手でリガーを支えてバランスに気を配りながら、巧に
艇身を廻転させつつ渚へ卸した。そのまま川に通ずる石垣の角まで、引っぱって行く。オ....