艇長[語句情報] » 艇長

「艇長〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

艇長の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
恐竜艇の冒険」より 著者:海野十三
いよいよ出港するとすぐ潜航にはいった。ずっと沖合《おきあい》へ出てから浮上した。艇長《ていちょう》と見張番とを、二人で、かわるがわるすることにした。はじめはサム....
死生」より 著者:幸徳秋水
の如く、餓死しても伯夷や杜少陵の如く、凍死しても深艸少将の如く、溺死しても佐久間艇長の如く、焚死しても快川国師の如く、震死しても藤田東湖の如くならば、不自然の死....
三十年後の世界」より 著者:海野十三
関長として、新月号に乗組み、この探検に加わることとなった。 それでは、新月号の艇長は、いったい誰であろうか。これこそ宇宙旅行十九回という輝かしい記録をもつ有名....
怪星ガン」より 著者:海野十三
だ。このあと、ほんとに一カ月半ぐらいかかるのかね」 「そういっていますね、うちの艇長が……」 「これから一カ月半を、どうして読者をたいくつさせずに引っ張っていく....
火星探険」より 著者:海野十三
乗組んでいないので、手不足で困っているのだった。 マートン技師は早速このことを艇長デニー先生のところへ持っていった。先生は、お前に委《まか》せるといわれた。そ....
宇宙の迷子」より 著者:海野十三
したためてある一枚の紙がはりついているのを発見した。そしてそのうしろに、りっぱな艇長の服をきているがい骨が立っていて、 「お前たち、早くこれを読めよ」といってい....
宇宙尖兵」より 著者:海野十三
動き出したときに、貴方は今回の超冒険旅行の途についたわけです。それからこっちは、艇長たる私が、貴方の身体も生命も共に預ったのです。極秘の旅行ですから、ちょっと睡....
宇宙戦隊」より 著者:海野十三
六名をさしまねいて、宇宙図を指しながら、更にこまごました注意をあたえた。また一号艇長の望月大尉と、二号艇長の山岸中尉との間に打合せが行われ、両艇は、なるべく編隊....
月世界探険記」より 著者:海野十三
剥いで立ち上った。そこで電文をもう一度読みなおしてから、受話器を頭から外し、 「艇長艇長。……ウイルソン山|天文台から無電が来ましたよ」 といって、後をふり....
太平洋魔城」より 著者:海野十三
じがする。 金モールのいかめしい帽子を、銀色の頭髪のうえにいただいているのが、艇長ダン大佐だった。彼は欧州大戦のときの空の勇士の一人として有名な人物だった。 ....
大宇宙遠征隊」より 著者:海野十三
れる。 風間三郎少年は、ほのあかるい廊下を、元気に、弾丸のようにとんでいって、艇長室の前へいって、直立不動の姿勢をとった。 噴行艇の中は、ずいぶん規律がきび....
豆潜水艇の行方」より 著者:海野十三
ませると、そのまま港を出かけることになっていました。もちろん、乗組員というのは、艇長の青木学士と、それから副艇長の春夫少年の二人きりでありました。 それは、い....
死刑の前」より 著者:幸徳秋水
とく、餓しても伯夷や杜少陵のごとく、凍死しても深草少将のごとく、溺死しても佐久間艇長のごとく、焚死しても快川国師のごとく、震死しても藤田東湖のごとくであれば、不....
潜航艇「鷹の城」」より 著者:小栗虫太郎
あって、数えたところ十人余りの一団だった。 そして、いまや潜航艇「|鷹の城」の艇長――故テオバルト・フォン・エッセン男の追憶が、その夫人ウルリーケの口から述べ....
競漕」より 著者:久米正雄
な欠員が生じた。五番を漕いでいた浅沼が他の選手と衝突して止めてしまったのである。艇長の責任がある窪田は困った。敵手の農科はことにメンバアが揃っていて、一カ月も前....