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艦船
「艦船〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
艦船の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「地球発狂事件」より 著者:海野十三
護衛艦隊は恐怖の異常地震帯を離れること五〇キロの海域に脱出を終わったところで、各
艦船は舷と舷をよくつけ合って纜《ともづな》を締め、その夜を大警戒裡にそこで明かす....
「海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
方ぶりに軍艦マーチと陸軍マーチが響く。沖縄本島周辺にここ旬日あまり群って退かぬ敵
艦船群に対し、わが特攻水上隊及航空隊が突入し、わが水上隊も戦艦一、巡一、駆三を撃....
「暗号音盤事件」より 著者:海野十三
、早くも本土を喪うことを勘定にいれて、金貨の入った樽を方々の島や海底に隠したり、
艦船用の燃料|貯蔵槽を方々の海中に沈めたり、重要書類を沢山の潜水艦に積んで、無人....
「地球要塞」より 著者:海野十三
潜水してしまう。そして、潜水洞へ潜りこむように決められてあった。だから、わが国の
艦船には、潜水の出来ないものは、一つもなかった。小さい船でも、わが潜水艇のように....
「のろのろ砲弾の驚異」より 著者:海野十三
方向は、どうするのですか」 ロッセ氏が、息をはずませて訊く。 「それは飛行機や
艦船と同じだ。舵というか帆というか、そんなものをつけて置けば、いいのだ。操縦は遠....
「沈没男」より 著者:海野十三
つかたたないうちに、わが照国丸は、沈没してしまったよ。どういうわけか、余の乗った
艦船は、いいあわせたように、あっけなく沈没してしまうのである。縁起でもない沈没男....
「火薬船」より 著者:海野十三
のだ。この怪人たちの陰謀のそばつえを食ったサイゴン港こそ、悲惨の極であった。沈没
艦船三十九隻、焼失家屋五百八十余戸、死者三千人、負傷者は数しれず、硝子の破片で眼....
「太平洋魔城」より 著者:海野十三
もない。快速艇は、空中にうかんだ風船のように上下左右へおどる。恐竜の猛攻撃による
艦船爆破のひびきが、水中をかきみだし、このさわぎをひきおこしたのだった。 もし....
「太平洋雷撃戦隊」より 著者:海野十三
立つようになりました。大変な努力です。そして武運に恵まれたこの艦は、その間×国の
艦船にも見つからずにすみました。一同の顔には、隠しきれない喜びの色が浮かびあがり....
「世界の一環としての日本」より 著者:戸坂潤
境に対する厳重な抗議を日本政府に対して申し込ませることにした。当時日満軍隊並びに
艦船がソヴェート領土及び領内水路に入ること八件もの多きに及んでいるが、之は日ソ国....
「社会時評」より 著者:戸坂潤
×に対する厳重な抗議を日本政府に対して申し込ませることにした。最近日満軍隊並びに
艦船がソヴィエト領土及び領内水路を×すこと八件もの多きに及んでいるが、之は日ソ国....
「大震火災記」より 著者:鈴木三重吉
のです。軍用|鳩も方々へお使いをしました。 同時に海軍では聯合艦隊以下、多くの
艦船を派出して、関西地方からどんどん食料や衛生材料なぞを運び、ひなん者の輸送をも....
「原爆詩集」より 著者:峠三吉
日本の軍隊は武器もなく南の島や密林に 飢えと病気でちりぢりとなり 石油を失った
艦船は島蔭にかくれて動けず 国民全部は炎の雨を浴びほうだい ファシストたちは戦争....
「三国志」より 著者:吉川英治
夜にしてその積年の障壁が外交工作によってとりのぞかれ、魏呉友好をむすんで、呉の大
艦船が長江を溯り、荊州を圧そうなどとは夢想もできない転変だったにちがいない。 ....
「戦争史大観」より 著者:石原莞爾
国はそれだけでも屈伏するだろうと考えていたが、今日までの結果を見ると飛行機による
艦船の爆沈は潜水艦の威力に及ばぬ状態である。英仏海峡は依然英国海軍の支配下にある....