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艦長
「艦長〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
艦長の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「空襲葬送曲」より 著者:海野十三
と言でもよいから、出動方面を教えてもらいたかった。水牛のように大きな図体をもった
艦長の胸のなかを、一センチほど、截りひらいてみたかった。 舳手のところへは、な....
「海底大陸」より 著者:海野十三
がってきた。 「ただいま、あなたあてに本国から電信がきていますよ。すぐいっしょに
艦長室まで来てください」 「おお、そうですか。よろしい。いま行きます」 なにご....
「三十年後の世界」より 著者:海野十三
とき、目をうしろにやったとしたら、どうであろう。彼はびっくりさせられるであろう。
艦長が妙な命令を出したのも、じつはうしろをふりむいてびっくりさせないためであった....
「怪星ガン」より 著者:海野十三
しにかまわず、はやくこの艇をはなれてください」 「そんなことはできない……」 「
艦長。はやく艇をはなれてください」 森は、最後の力をふるって立ちあがった。そし....
「二、〇〇〇年戦争」より 著者:海野十三
た。中を調べてみると、乗組員は、全部死んでいた。一体、どうしたというのであろう。
艦長の手記が発見されて、この怪艦の行動が、はじめて明瞭となった。 “わが艦隊は魔....
「宇宙尖兵」より 著者:海野十三
ない。だが、今いったことは、多分間違いないものとひそかに信じているのだ」 と、
艦長リーマン博士は前言を再確認したあとで、特に言葉に力を入れて、次の如くいった。....
「沈没男」より 著者:海野十三
、猛練習であるが、その凄い砲声を原稿に托して送れないのが甚だ残念だ。これより余は
艦長にインタビューすることになっているので、ロイヤル・オーク号乗艦第一報をこれに....
「火薬船」より 著者:海野十三
の三字をみとむ……」 と、見張兵は、望遠鏡片手に、大声でどなる。 艦橋には、
艦長の姿があらわれた。そしてこれも双眼鏡をぴたりと両眼につけ、蒼茫とくれゆく海面....
「怪塔王」より 著者:海野十三
検察隊長は、この軍艦の第一分隊長塩田|大尉でありました。この大事件とともに、
艦長|安西大佐から命ぜられたものでありました。もちろんこのほかに東京から派遣され....
「太平洋魔城」より 著者:海野十三
お前は、どうするつもりだ」 司令官ケレンコだった。 ケレンコは、奥へいって、
艦長から報告をきくと、すぐ引返して来たのだ。 「はなしてください、ケレンコ司令官....
「太平洋雷撃戦隊」より 著者:海野十三
みました。 「うん。風が呻りだしたね」 そういったのは、わが○号第八|潜水艦の
艦長|清川大尉です。 司令塔に並び合った二つの影は、それきり黙って、石像のよう....
「浮かぶ飛行島」より 著者:海野十三
。 「これはけしからぬ。よし、俺がいって探してこよう」 長谷部大尉は、すぐさま
艦長のところへ駈けつけて、機関大尉を探すために上陸方をねがい出でた。 すると艦....
「電気鳩」より 著者:海野十三
が海軍の駆逐艦にすくいあげられたきょうだいは、たちまち艦内の人気者になりました。
艦長吉田中佐は、きょうだいの冒険談をきいて、そのいさましさをほめました。そして、....
「潜航艇「鷹の城」」より 著者:小栗虫太郎
内の四人は、厚遇の限りを尽されていた。どこでも、自由に散歩ができるし、おりには、
艦長とも戯れ口を投げ合う。 そして艇は、女王シャーロット島を後に、北航をはじめ....
「エリザベスとエセックス」より 著者:片岡鉄兵
だが、シリイの近くまできたとき、北風が吹きつけてきた。船はみなよろめき、漂った。
艦長たちの心は沈んだ。フィリップ王の準備は現実に不充分だったのだ。軍艦は散り散り....