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良基
「良基〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
良基の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「俳諧の本質的概論」より 著者:寺田寅彦
に応ずるものである。季題のない発句はまれにはあるとしてもそれは除外例である。二条
良基は連歌の句々の推移のありさまを浮世の盛衰にたとえ、また四季の運行に比べている....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
をいえり、『日本紀』神代巻に、駮駒《ぶちこま》をいえり、これ神代より馬あり、二条
良基の『嵯峨野物語』に、馬は昔唐国より渡りし時、耳の獣という、すべて稀なりしかば....
「雪の宿り」より 著者:神西清
伝いなどさせて頂いたものでございます。ゆくゆくは奏覧にも供え、また二条摂政さま(
良基)の莵玖波集の後を承けて勅撰の御沙汰も拝したいものと私かに思定めておいでの模....
「中世の文学伝統」より 著者:風巻景次郎
、淡白平明で、尊氏・義詮、それから京方の偉才として摂政関白太政大臣に経上った二条
良基らの絶讃を博した。
良基の『近来風体抄』には、頓阿が漸く二条派歌壇の元老となっ....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
許しになるみ気色でなかった。それを幕府は力で迫り、公卿の一条|経通や二条の関白|
良基らも、古例や先例や、いろんな理窟をつけてついに、北朝の後光厳天皇として、践祚....