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「良寛〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

良寛の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
出家とその弟子」より 著者:倉田百三
親鸞 六十一歳 慈円(その弟子) 六十歳良寛(その弟子) 二十七歳 日野左衛門屋敷。 座敷の中央に炉が切ってあ....
灰色の記憶」より 著者:久坂葉子
されたりするのが面白かった。それから、永年愛読したのは、相馬御風の、一茶さんや、良寛さんや、西行さん、であり、西行法師は、清水次郎長と共に熱愛した。 父は俳句....
万葉秀歌」より 著者:斎藤茂吉
る。此頃になると、感情のあらわし方も細く、姿態も濃やかになっていたものであろう。良寛の歌に「月読の光を待ちて帰りませ山路は栗のいがの多きに」とあるのは、此辺の歌....
日本文化私観」より 著者:坂口安吾
に日本の実質的な精神生活者には愛用されたのである。大雅堂は画室を持たなかったし、良寛には寺すらも必要ではなかった。とはいえ、彼等は貧困に甘んじることをもって生活....
生活と一枚の宗教」より 著者:倉田百三
ついていない。それは観照の生活のほうからみますというと、そのままに見て。芭蕉とか良寛とかいうような人は観照生活のずいぶん深いところで生きている。芸術の世界の極致....
次郎物語」より 著者:下村湖人
程度の和歌なら、字づらだけの意味はどうなりわからないこともなかったのである。 「良寛の歌だってさ。」 「良寛?」 「知らないかい。面白い坊さんだよ。その本箱の中....
次郎物語」より 著者:下村湖人
り見ばえがしなかった。しかし、朝倉先生は、うれしそうに、しばらくそれを見ていた。良寛の歌を書いた掛軸は文庫の左がわにつるしてあった。 そのうちに、大きな汁鍋が....
歌の円寂する時」より 著者:折口信夫
の感得出来る「かそけさ」の味いを詠んだものなのであろう。 最近の茂吉さんの歌に、良寛でもないある一つの境地が顕れかけたのは、これの具象せられて来たのではないかと....
現代茶人批判」より 著者:北大路魯山人
実であって、例外の天才を迎えないかぎりどうしようもないことなのである。徳川末期に良寛和尚が生まれたような奇跡の事象が生ぜぬかぎり、今を昔に返すことはむずかしい。....
古陶磁の価値」より 著者:北大路魯山人
ごとき、あるいはずっと降りまして三藐院、近衛公。徳川時代になって物徂徠、あるいは良寛禅師とか、それからもっともよい字を書いたのは大徳寺の高僧たちであります。こう....
味覚馬鹿」より 著者:北大路魯山人
事はどうして読む人に分ると思えるものかって、いつもいってやるのさ。 *良寛が否認する料理屋の料理とか、書家の書歌|詠みの歌の意は、小生、双手を挙げて同....
料理芝居」より 著者:北大路魯山人
良寛は「好まぬものが三つある」とて、歌詠みの歌と書家の書と料理屋の料理とを挙げて....
良寛様の書」より 著者:北大路魯山人
良寛様のような、近世では他にその比を見られないまでの、ずば抜けた書、それをわれわ....
家庭料理の話」より 著者:北大路魯山人
る。 料理も芸術であると、私が言い続けている理由も、実はここに存するのである。良寛様が、料理人のつくった料理、書家の書、歌詠みの歌はいけないと言っておられるが....
日本料理の要点」より 著者:北大路魯山人
として存立しないと言うべきである。しかし、実際における料理屋の料理は、かつて名僧良寛和尚によって喝破され、否定されたように、全く不合理極まるものであって、そのほ....