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「良心の自由〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

良心の自由の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
それらの国々でも」より 著者:宮本百合子
のような辱しめの状態があったのも、日本のなかで、わたしたち一人一人の社会的自由と良心の自由とが失われていたからこそである。 世界には日本をこめて約二十三億の人....
今日の日本の文化問題」より 著者:宮本百合子
本にはじめて基本的人権の確立に関する諸項をもってあらわれた。男女平等も承認され、良心の自由も明記されている。しかしながら、この「主権在民」には余りに日本的特徴が....
指紋」より 著者:宮本百合子
想上の問題で検束されたりした者が、指紋をとられた。思想の自由、言論の自由、そして良心の自由のない日本、警察国家の日本は、そういうところに権力の方法をあらわしてい....
若き僚友に」より 著者:宮本百合子
ない良心の蹂躙者である権力に向って、わたしは心から次の質問をします。学問の自由、良心の自由、理性の自由をまもろうという動機に立つ学生の運動を、ノン・ポリティカル....
世界は平和を欲す」より 著者:宮本百合子
と思います。私たちはそれを受け入れません。憲法は明記しています。 “すべての人が良心の自由をもっているということを” 〔一九四八年四月〕....
カラマゾフの兄弟」より 著者:ドストエフスキーフィヨードル・ミハイロヴィチ
よりは、はるかに高価なものであることを忘れたのか? それは、むろん人間としては、良心の自由ほど愉快なものはないのだけれど、これほどまた悩ましいものもないのだ。し....
次郎物語」より 著者:下村湖人
てしまって、それ以上傾きようがなくなるまでは、むしろしずまりかえって、ただ諸君の良心の自由を守ることに専念してもらいたいと思っているのだ。」 先生の眼と次郎の....
次郎物語」より 著者:下村湖人
とを、心から祈らずにはいられない。……くれぐれも言っておきたいのは、人間にとって良心の自由をまもるほどたいせつなことはない、ということだ。板木の音であれ、先生の....