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良忠
「良忠〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
良忠の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
って、そうして、その言葉を見出すに苦しむのでありましょう。 全くこれは、この純
良忠実なる処女を驚かすに充分なる申し出でありました。尋常の場合、当然の立場でいて....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
けびがわいていた。 たえず戦況が、ここへ来る。 そのたびに、大塔ノ宮は、 「
良忠、味方はつよいな」 と、かたわらにいる殿ノ法院
良忠をみて、ニコとされた。 ....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
のそんな悪や小事件など、いまの為政者には耳の垢でもない。それよりは、 「殿ノ法印
良忠をば、ついに捕えましたぞ」 と、聞えたことの方が、たちまち、ここのどよめき....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
ものが山ほどだった。 そこへある日、奉行所の内へ、 「大塔ノ宮の候人、殿ノ法印
良忠どのがお越しでございますが」 という取次ぎ。 殿ノ法印というのは、一時捕....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
る覇者と、彼を注視していたのだった。 たとえば、一事例だが。 ここの殿ノ法印
良忠(宮の股肱の臣)の部下が、焼けあとの市中の土蔵から財宝を持ち出そうとして、市....