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良目
「良目〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
良目の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「鮨」より 著者:岡本かの子
母親はまず最初の試みに注意深く色と生臭の無い魚肉を選んだらしい。それは鯛と比
良目であった。 子供は続けて喰べた。母親が握って皿の上に置くのと、子供が掴み取....
「忘れえぬ人々」より 著者:国木田独歩
っている品は言わずもがなで、食ってる人は大概|船頭船方の類にきまっている。鯛や比
良目や海鰻や章魚が、そこらに投げ出してある。なまぐさい臭いが人々の立ち騒ぐ袖や裾....
「からすうりの花と蛾」より 著者:寺田寅彦
れはこれらの動物を師匠にする必要が起こって来るのである。潜航艇のペリスコープは比
良目の目玉のまねである。海翻車の歩行はなんとなくタンクを思い出させる。ガスマスク....
「烏瓜の花と蛾」より 著者:寺田寅彦
吾々はこれらの動物を師匠にする必要が起って来るのである。潜航艇のペリスコープは比
良目の眼玉の真似である。海翻車の歩行は何となくタンクを想い出させる。ガスマスクを....
「食道楽」より 著者:村井弦斎
、繊維六厘八毛、鉱物質四厘六毛あり。 ○鶏は腿の肉が味最も好《よ》きなり。 ○比
良目《ひらめ》は蛋白質壱割九分、脂肪四厘七毛あり、比
良目と鰈《かれい》は魚類中最....
「食道楽」より 著者:村井弦斎
して鯛《たい》とか鱸《すずき》とか鯖《さば》とか鰡《ぼら》とか鰈《かれい》とか比
良目《ひらめ》とか川魚《かわうお》ならば鯉《こい》とか鱒《ます》とか※《やまめ》....
「食道楽」より 著者:村井弦斎
部 ビフテキの肉《にく》 春 第三十一 牡蠣《かき》料理 比
良目《ひらめ》の梅干酢《うめぼしず》 春 第八十六 豚料理 挽....
「三国志」より 著者:吉川英治
見れば、いま、中軍の一端から、霜毛馬にまたがって、白炎の如き一|斧をひっさげ、顔
良目がけて喚きかかった勇士がある。これなん曹操の寵士で、また許都随一の勇名ある弱....