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良知
「良知〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
良知の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
習や民法に対する一つのプロテストであるそうです。 『中世モルッカ諸島の香料』岡本
良知。これは十五、六世紀のヨーロッパ人の発見航海時代と、香料の役割=モルッカの役....
「自警録」より 著者:新渡戸稲造
て来た道である。孟子《もうし》の、「慮《おもんぱか》らざる所にして知るものは人の
良知なり」と言った通り、慮《おもんぱか》らずして、ほとんど無意識に会得《えとく》....
「前記天満焼」より 著者:国枝史郎
しと――ところが陽明先生であるが、その象山の学説よりおこり、心即理、知行合一、致
良知説を立てられた。……」 凜々として説いて行く。中斎この時四十三歳、膏ののっ....
「おさなごを発見せよ」より 著者:羽仁もと子
求ばかりが日に日に強くされてゆきます。こうして丈夫に生まれても弱くなる赤ん坊や、
良知良能《りょうちりょうのう》がさずかっているのに、まったくききわけのないわがま....
「たましいの教育」より 著者:羽仁もと子
馴致《じゅんち》しつつ生活をするものだということを、幼児の肉体ばかりでなく、その
良知良能に毎日毎日訴えつつ育ててゆくのだということを、ふかく自覚していることが大....
「哲学の現代的意義」より 著者:戸坂潤
な心理の動き方を指すのである。意見や見識がそれだ。常識はそういう意味に於て、本来
良知・良識・のことでなければならず、人間的な教養のことでもなくてはならぬ。決して....
「自由の真髄」より 著者:新渡戸稲造
自には冒すべからざる所信または思想がある。その深い所を良心といい、陽明学者のいう
良知、人の人たる本心、孟子のいう是非の心、時には自分の一部でないように思わるる何....