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「良計〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

良計の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
三国志」より 著者:吉川英治
策は、彼に向って、 「これから戦いの駈引きについてもいろいろ君の意見を訊くから、良計があったら、教えてもらいたい」といったが、太史慈は、 「敗軍の将は兵を語らず....
三国志」より 著者:吉川英治
うにほっと大息を肩でついて、 「いや、ゆるせ陳宮。今のは戯れだ。――それより何か良計があるなら惜しまず俺に教えてくれい」 と、云い直した。 呂布には、ほとほ....
三国志」より 著者:吉川英治
のうおたずね致した自分の危難を救っていただきたいからです。どうか、死をまぬがれる良計をお聞かせ下さい」 「知らん」 「そんなことを仰っしゃらずに」 「なんで、他....
三国志」より 著者:吉川英治
は見ない。真に彼は虎痴だ」と、舌を巻いていた。 その後、曹操のほうにも、何ら、良計はなく、徐晃と朱霊のふたりに四千騎をさずけて、渭水の西に伏せ、自身、河をわた....
三国志」より 著者:吉川英治
魏にとっては、又なき大将を、むざむざ死なせにやるようなことは、国家のため、決して良計とは思われません。いまのうちに、少し彼の気持を、弱めたほうが、将来の計かと思....
三国志」より 著者:吉川英治
安地方にはなお傅士仁があり、南郡には糜芳の一軍がうごかずにいる。貴兄にそれを討つ良計はないか」 と、陸遜に問うた。 すると傍らの人がたちまち立って、 「その....
黒田如水」より 著者:吉川英治
は煩悩だな」 「いや、そう仰っしゃりつつ、一面、この官兵衛に、何ぞ無策なる、はや良計を出しそうなものとの、ご叱咤ではございませぬか」 「はははは。そう取ってもさ....