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色めき立つ
「色めき立つ〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
色めき立つの前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
。一人が急に、あれへ岩見重太郎が見えたという。 なるほど重太郎が来たと、一同が
色めき立つ。その話によると、家中岩見重左衛門の次男重太郎が、山の中へ入って三年間....
「魔都」より 著者:久生十蘭
どこにいられるものやら方角さえつかぬ。まるで雲を掴むような話。
警視庁は俄かに
色めき立つ。全東京の警察網は一斉に戦時体制に入った。本庁では急遽捜査会議を開き、....
「宮本武蔵」より 著者:吉川英治
ころである。その辺りにチラと灯が見えた。 「船だっ」 「追いついたぞ」 七名は
色めき立つ。 枯れ蘆はみな刃もののように光っていた。一草の青いものすらない田や....