» 色を損

「色を損〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

色を損の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
青春の逆説」より 著者:織田作之助
なかった。 「まあ、しかし……」結局、そんな風に口のなかで呟いた。 多鶴子は気色を損じてしまった。豹一は多鶴子の心の動きに敏感になっていたから、すぐ、(拙いこ....
俊寛」より 著者:倉田百三
ない。 成経 わしは同じ弓矢をとる武人としてあなたの義気に訴えたい。 基康 (気色を損じる)この場合わしに対してあまり押しつけがましく出ることは、あなたがたの利....
幽霊塔」より 著者:黒岩涙香
真逆秀子に此の様な事は有るまいと思ったのが、意外に事実で有ったので、余りの事に気色を損じ、秀子を退けて一室へ閉じ籠った儘と為った。 其の有様を察すると、前日の....
名勝地帯」より 著者:黒島伝治
いか! もっと隅ッこの人目につかんところへ建てるとか、お屋敷からまる見えだし、景色を損じて仕様がない!」 「チッ! くそッ!」 自分の住家の前に便所を建ててい....
ジャン・クリストフ」より 著者:豊島与志雄
た。彼は肩をそびやかしながらそこにすわり、深い軽蔑の様子を見せた。エルンストは気色を損じて、また鉄面皮な言葉を言い出した。彼は兄の心を傷つけてやろうとつとめ、ま....
ジャン・クリストフ」より 著者:豊島与志雄
いないことだった。それらの思想は彼に反対なものとなっていた。彼はそれらの思想に気色を損じた。 彼はアマリアの挙措にはなおいっそう反感をいだいた。その善良な婦人....
私本太平記」より 著者:吉川英治
せて、人心の機微をつかむ方が、領主の賢明ではありませぬか」 「ばかな」 少し気色を損じたらしい。 こんなときの正成は、悪い方の右眼のまぶたに、かろい痙攣の風....