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「色チョーク〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

色チョークの前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
ウォーソン夫人の黒猫」より 著者:萩原朔太郎
た時に、彼女は一つの妙案を思いついた。それは部屋のあらゆる隅々へ、人の気づかない色チョークの粉を、一面に薄く敷いておくことである。もし今日も昨日のように、留守に....
道標」より 著者:宮本百合子
た。 「金でももらっていましたか」 「いいえ。ロンドンでは、乞食でも、歩道の上に色チョークで色んな絵をかいて、その上に、ありがとう《サンキュー》って書いて、じっ....
ロンドン一九二九年」より 著者:宮本百合子
中へ行く女は大勢ある。 半本しか脚のない胴をすえて乞食がせっせとペーヴメントへ色チョークで鼻の脇の真黒な婦人像、風景等を描いていた。「|有難う《サンキュー》!....
光り合ういのち」より 著者:倉田百三
らかで、また熱いものになっていた。 「百三は十になりて死す」 私は倉の壁にこう色チョークで書いた。恐らく九つの年だろう。両親への復讐心のあらわれだ。何が気に食....