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色目を使う
「色目を使う〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
色目を使うの前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
をつとめているうちに、根が浮気者のお葉ですから、そんな折檻にも懲りないで、其蝶に
色目を使うようになって来たんです。其月がむごい折檻をすればするほど、女は意地にな....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
わした最も古い語例の一つだろう。ナガシメは紀州田辺近村の麦打ち唄に「色けないのに
色目を使う」というイロメで、流眄によく合えど、邪睨邪視には合わない。また同項に引....
「ノンシャラン道中記」より 著者:久生十蘭
王に叱《しか》られるとべそをかく、褒賞《ほうび》をもらうと押し戴く、ディヤナには
色目を使うという工合で、天晴《あっぱ》れ一役をやってのけました。牛の皮をかぶった....