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色紙形
「色紙形〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
色紙形の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「半島一奇抄」より 著者:泉鏡花
折れかかった板橋を跨いで、さっと銀をよないだ一幅の流の汀へ出ました。川というより
色紙形の湖です。一等、水の綺麗な場所でな。居士が言いましたよ。耕地が一面に向うへ....
「東山時代における一縉紳の生活」より 著者:原勝郎
闕本ながら古本ではありかつ美麗な『万葉集』十四冊をば、実隆に送り、そのほか定家卿
色紙形一枚を送り、また宗祇が香道の名人で、自身調合にも巧みであったから、種々なる....
「ピストルの使い方」より 著者:泉鏡花
、あちこちには、人のぶらつくのも見え、谷に臨んで、茣蓙毛氈を敷いた一組、二組も、
色紙形に遠く視められる。一葉、二葉、紅の葉も散るが、それに乗ったのは鶏ではない。....
「奥州における御館藤原氏」より 著者:喜田貞吉
を管領すとある。彼は九条関白家に自筆の額を請い、また参議藤原教長に請うて、堂中の
色紙形を書いて貰ったとある。彼がやはり父の方針をついで、黄金の力をもっていかに公....