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色色
「色色〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
色色の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「女の決闘」より 著者:太宰治
て貰う事にした。そればかりでは無い。その男の面会に来ぬようにして貰った。それから
色色な秘密らしい口供《こうきょう》をしたり、又わざと矛盾する口供をしたりして、予....
「貧しき信徒」より 著者:八木重吉
そこのとこへひかるような人をたたせたい 木 はっきりと もう秋だなとおもうころは
色色なものが好きになってくる あかるい日なぞ 大きな木のそばへ行っていたいきがす....
「言語体の文章と浮雲」より 著者:幸田露伴
君の文を余り目にしませんでしたが、近く「二狂人」や「ふさぎの虫」等の翻訳、其から
色色の作を見まして漸く文壇の為に働かるる事の多くなって来たのを感じて居りました中....
「産屋物語」より 著者:与謝野晶子
で旅へ出て呑気に温泉にでも入っておるような気が致しますし、また平生考えもせぬ事が
色色と胸に浮びます。お医者には内所で少しばかり書きつけて見ましょう。 妊娠の煩....
「一利己主義者と友人との対話」より 著者:石川啄木
A そうさ。歌ばかりじゃない、何もかも行きづまった時だった。 B しかしあれには
色色|理窟が書いてあった。 A 理窟は何にでも着くさ。ただ世の中のことは一つだっ....
「性に眼覚める頃」より 著者:室生犀星
分外へ出ないんだね。」 「しばらく養生するつもりだ。今死んではたまらない。もっと
色色なものを書きたくて耐らない。」 脣ばかりが熱で乾いて赤く冴えていた。 「お....
「幼年時代」より 著者:室生犀星
しまった。 姉は話上手であった。これを話し終えても私はまだ睡れなかった。そして
色色な質問して姉をこまらした。 「いったい池の底に何者がいたんでしょう。」 「そ....