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艶容
「艶容〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
艶容の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「中国怪奇小説集」より 著者:岡本綺堂
こともなく、かれらは相前後して門前に近づいた。見ればかれらは紅白粉をつけて、その
艶容は娼婦の如くであるのみか、その内服は真っ紅で、下飾りもまた紅かった。 「こん....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
に淀君妖僧日瞬をして秘法を修せしめ、己が内股の肉を大蛇の肉と入れ替えた。それより
艶容|匹《たぐい》なく姿色衰えず淫心しきりに生じて制すべからず。ために内寵多しと....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
さんため、最高価で購《あがな》われたは、美女でも※童《わかしゅ》でもなくて、実に
艶容無双の半男女だったと記憶する。ネロ帝はその生母を愛して後これを弑《しい》し、....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
に大きく成長したでがなあろう。女神アテナ、かつてメズサがかく醜くならぬ内、己れと
艶容を争いし事あるに快からず、因ってメズサの像をペルセウスに示し、その姉妹を打ち....
「怪談牡丹灯籠」より 著者:三遊亭円朝
ら見て居ります。と気があれば目も口ほどに物をいうと云う譬の通り、新三郎もお嬢様の
艶容に見惚れ、魂も天外に飛ぶ計りです。そうこうする中に夕景になり、灯火がちら/\....