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艶物
「艶物〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
艶物の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「戯作三昧」より 著者:芥川竜之介
顔が、卑しく誇張されて浮んで来た。「私は作者じゃない。お客さまのお望みに従って、
艶物《つやもの》を書いてお目にかける手間取《てまと》りだ。」――こう春水が称して....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
にはあれで、色が白くって、愛嬌があって、とてもぽっとり者があるんだから、ずいぶん
艶物語が起りまさあね。だが、いくらいい人に思われたからって、その人が死んだら、自....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
上に、連理の交わりだなんて洒落《しゃれ》た文句も覚えている。あの堂の婆あめ、その
艶物語《つやものがたり》を語る口に肉声を帯びていたのは怪しからぬ、恋と無常を語り....