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艶種
「艶種〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
艶種の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
ないのに、この女からせがまれて雪見だ。貴様、なかなかの色男だという評判だが、何か
艶種《つやだね》があるなら語って聞かせろ。それ――」 これが、いわゆる新お代官....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
衛おやじだってまだ五十にはならないのだから、男やもめに花が咲いて、長い道中の間、
艶種の一つも作るということは、或いはお愛嬌みたようなものかも知れないが、いい年を....
「探偵夜話」より 著者:岡本綺堂
文字で○之助様、ふでよりというだけは明らかに読まれた。 有喜世新聞社では一種の
艶種と見過ごして、その以上に探訪の歩を進めなかったらしく、単にそれだけの事実を報....
「ジャン・クリストフ」より 著者:豊島与志雄
かな流し目、フラゴナールのすり切れたシャツ、すべてそれらの詩的な肉体美も、世間の
艶種《つやだね》を満載している新聞紙にたいするくらいの興味をしか、クリストフには....
「レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
かを黒いリボンで首から胸にかけてるのを、ふたりは見たようにも思った。
七 ある
艶種《つやだね》
ひとりの槍騎兵《そうきへい》のことを前にちょっと述べておい....
「レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
現われていなかった。後見人は祖父と代わったのであった。
「さあ話すがいい。お前の
艶種《つやだね》を、女のことをすっかり私に言ってしまいなさい。どうも、若い者とき....
「有喜世新聞の話」より 著者:岡本綺堂
文字で○之助様、ふでよりというだけは明らかに読まれた。 有喜世新聞社では一種の
艶種と見過して、その以上に探訪の歩を進めなかったらしく、単にそれだけの事実を報道....