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芋茎
「芋茎〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
芋茎の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「菊模様皿山奇談」より 著者:三遊亭円朝
も参りませんから、安心して何でもおっしゃいまし、お帰りに重とうござえましょうが、
芋茎が大く成りましたから五六|把引こ抜いてお土産にお持ちなすって」 供「旦那さま....
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
。皿の上に小鳥。それに蝋茸のおろしあえ。漬け物。赤大根。おまんが自慢の梅酢漬けの
芋茎。 「半蔵さん、正己が養子縁組のことはどうしたものでしょう。」 と寿平次が....
「家」より 著者:島崎藤村
食べさせたい物が有るが、追々と御馳走しますよ。お前さんが子供の時には、ソラ、赤い
芋茎の御漬物などが大好きで……今に吾家でも食べさせるぞや」 こんなことを言出し....
「怪談牡丹灯籠」より 著者:三遊亭円朝
ど腕が利いておりませんが、鉄砲を切り落せる訳で、あの辺は芋畑が沢山あるから、其の
芋茎へ火縄を巻き付けて、それを持って追剥がよく旅人を威して金を取るという事を、予....
「レンブラントの国」より 著者:野上豊一郎
て横たわって居り、その左腕の下膊筋だけが皮膚を剥ぎ取られて赤く露出している。その
芋茎《ずいき》のような筋《きん》の束をピンセットで鋏んで示しているのはトゥルプ教....
「我が円朝研究」より 著者:正岡容
砲を携えた相助のくだりの挿話《ひきごと》で昔は旅人脅しに鉄砲と見せかけて夜半は「
芋茎《ずいき》へ火縄を巻き付ける」ものあったと圓朝自身で、こうした事実談を説いて....
「食道楽」より 著者:村井弦斎
一 二・七八 〇・二九 二五・六九 一・一五 一・二八
芋茎《いもがら》 二二・三四 四・〇八 二・〇九 四一....
「野草雑記・野鳥雑記」より 著者:柳田国男
りいかめしくて弱いものを、栃木県あたりではイモガラボクトといって嘲っている。即ち
芋茎のホコの如しという意味である。能登の石動山の麓の村では、虎杖をイタズリともい....