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芝桜
「芝桜〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
芝桜の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「小説 不如帰 」より 著者:徳冨蘆花
中にての財産家なるがゆえなりという者あれど、そはあまりに酷なる評なるべし。本宅を
芝桜川町に構えて、別荘を橋場の渡しのほとりに持ち、昔は高利も貸しけるが、今はもっ....
「函館の大火について」より 著者:寺田寅彦
年二月二十九日の午ごろ目黒行人坂大円寺から起こった火事はおりからの南西風に乗じて
芝桜田から今の丸の内を焼いて神田下谷浅草と焼けつづけ、とうとう千住までも焼け抜け....
「工学博士末広恭二君」より 著者:寺田寅彦
重雄、法学博士で現に京都大学教授である。恭二君は明治十年十月二十四日東京で生れ、
芝桜田小学校から日本中学校に入り故杉浦重剛氏の薫陶を受けた。第一高等学校を経て東....
「円朝花火」より 著者:正岡容
赤茶けていた。 ――これから招ばれて行く馬越様とは、実業界にときめく馬越恭平が
芝桜川の邸宅では、今夜川田小一郎、渋沢栄一などときの紳商に圓朝をまじえた人たちが....