芝蝦[語句情報] » 芝蝦

「芝蝦〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

芝蝦の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
異国食餌抄」より 著者:岡本かの子
れる蝦で、塩茹にしてマヨネーズソースをつけて食べる。伊勢蝦よりもっと味が細かい。芝蝦より稍々大きいラングスチンと呼ぶ蝦は鋏を持っている。鋏を持っている蝦は一寸形....
文学以前」より 著者:豊島与志雄
に沈め、数分たって引上げれば、網の中には多くの蝦が群れている。この密漁の手長蝦を芝蝦の代りにして、お好み焼の材料に使い、客に売りつけた男があったが、これなど沙汰....
顎十郎捕物帳」より 著者:久生十蘭
「かしこまりました。煮物はなんにいたしましょう」 「ぜんまいの甘煮《うまに》と、芝蝦《しばえび》の南蛮煮《なんばんに》などはどうです。小丼《こどんぶり》は鯵《あ....
鯛釣り素人咄」より 著者:佐藤垢石
ならば大概の貝類など砕けてしまうであろう。 釣り餌に用いるのは普通赤蝦、車蝦、芝蝦、白蝦、藻蝦、赤蛸、飯蛸、大蛸の足、蝦蛄、幽霊蝦蛄、活烏賊、イカナゴ、擬餌、....
キャラコさん」より 著者:久生十蘭
小さな魚がピッピッとすばやく泳ぎ廻っている。 硝子《ガラス》細工のような透明な芝蝦《しばえび》の子。気取り屋の巻貝《まきがい》。ゼンマイ仕掛けのやどかり。……....