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芥子坊主
「芥子坊主〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
芥子坊主の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「風野又三郎」より 著者:宮沢賢治
士はだまっていたが子供の助手はいつでも何か言っているんだ。そいつは頭をくりくりの
芥子坊主《けしぼうず》にしてね、着物だって袖《そで》の広い支那服だろう、沓《くつ....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
うに机、腰掛で蝋燭《ろうそく》の火に向い、しきりに書を読んでいる少年。それは頭を
芥子坊主《けしぼうず》にして支那服を着ている。駒井が扉《ドア》をあけて入って来て....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
かりの時だ。 おれ七つの時、今の家(勝)へ養子に来たが、その時、十七歳と言って、
芥子坊主《けしぼうず》の前髪を落して、養子の方で、小普請支配|石川右近将監《いし....
「註文帳」より 著者:泉鏡花
す。 どこまで始末に了えねえか数が知れねえ。可いや、地尻の番太と手前とは、己が
芥子坊主の時分から居てつきの厄介者だ。当もねえのに、毎日研物の荷を担いで、廓内を....