芯切[語句情報] » 芯切

「芯切〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

芯切の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
に千鶴子《ちづこ》というのが生れて、その子は札幌で生れ、へその緒を産婆がランプの芯切りばさみで切って(!)それを知らずにいて、すぐ死んでしまいました。その産婆は....
」より 著者:織田作之助
うそのころは長町の貧乏長屋の家賃も払えなかった。いたし方なく五十吉は寄席で蝋燭の芯切りをし、椙はお茶子に雇われたが、足手まといはお光だ。寺田屋の前へ捨てればねえ....
寄席行灯」より 著者:正岡容
片へ書きつけておくこととした。 口上 昔を今に百目|蝋燭《ろうそく》、芯切る高座の春宵風景、足らわぬながら再現したく、時代|不知《しらず》とお叱りを、....
手仕事の日本」より 著者:柳宗悦
させます。この蝋燭には二つの興味深い道具が添えられます。いずれも真鍮細工で一つは芯切鋏であり一つは芯切壺であります。両方とも真に美しい形のを見受けますが、特に鋏....