花井お梅[語句情報] »
花井お梅
「花井お梅〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
花井お梅の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「明治美人伝」より 著者:長谷川時雨
お政も悪が嵩《こう》じて、盗みから人殺しまでする羽目になった。それにくらべては、
花井お梅は思いがけなく人を殺してしまったので、獄裡《ごくり》に長くつながれたとは....
「旧聞日本橋」より 著者:長谷川時雨
にとりまかれ、肌ぬぎになって折れた鉄物《かなもの》を振って悪童を追いかけていた。
花井お梅の刃傷《にんじょう》の評判が高かったので「
花井お梅、
花井お梅」と、はやし....
「寄席と芝居と」より 著者:岡本綺堂
伝ったのであろうが、七十二歳にしてこの作あり、その後にも「加賀鳶」「渡辺崋山」「
花井お梅」その他の長編を続々発表しているのを見ても、黙阿弥の老健が思いやられる。....
「役者の一生」より 著者:折口信夫
わに言い立てるのはまずいという遠慮もあったかも知れぬが、伊原青々園の仮名屋小梅(
花井お梅)を源之助は自分で演じている。しかもこの事件が、彼の大阪行きの一番の動機....
「明治演劇年表」より 著者:岡本綺堂
十郎の八重垣姫が呼び物となる。 ○五月、中村座にて「月梅薫朧夜」を初演。菊五郎の
花井お梅の箱屋殺し、好評。 ○五月、千歳座にて「籠釣瓶」を初演。左団次の佐野次郎....